「25歳で転職を考えているけれど、もう遅いのではないか」「スキルもないのに未経験の仕事に挑戦していいのか」。そんな不安から一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。
しかし結論から言えば、25歳の転職は遅くありません。むしろデータで見ると、25歳前後は転職市場で最も評価される年齢帯のひとつです。本記事では、公的データをもとに25歳の転職市場での立ち位置を整理し、市場価値の高め方や成功のステップまで解説します。営業職への転職を検討している方は、20代の営業職転職に特化したYONへ、ぜひご相談ください。
25歳の転職は遅くない|データで見る転職市場の実態

「25歳での転職は遅いのでは」という不安は、データで見る限り当てはまりません。むしろ25歳前後は転職市場でもっとも動きが活発な年齢帯であり、年収が上がる割合も全年齢平均を上回ります。ここでは3つのデータから、その実態を確認していきます。
大卒の約3人に1人は3年以内に会社を辞めている
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」によると、大学卒業者の3年以内離職率は33.8%(前年度比1.1ポイント低下)です。年次別の内訳を見ると、1年目12.1%・2年目11.9%・3年目9.9%と、突出して1年目に集中しているわけではなく、3年間を通じてコンスタントに離職が発生しています。つまり25歳前後での転職は、決して特殊な行動ではありません。
| 学歴 | 3年以内離職率 | 前年差 |
|---|---|---|
| 大学 | 33.8% | ▲1.1pt |
| 高校 | 37.9% | ▲0.5pt |
| 短大等 | 44.5% | ▲0.1pt |
| 中学 | 54.1% | +3.6pt |
| 大卒の離職年次 | 離職率 |
|---|---|
| 1年目 | 12.1% |
| 2年目 | 11.9% |
| 3年目 | 9.9% |
さらに事業所規模別では、1,000人以上の企業が27.0%であるのに対し、5人未満の企業は57.5%と2倍以上の開きがあります。離職の背景には個人の甘さだけでなく、職場環境の構造的な要因が大きく関わっているといえます。
25〜29歳は転職入職率が全年齢のなかで際立って高い
厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」の年齢階級別転職入職率を見ると、新卒直後にあたる19歳以下を除けば、25〜29歳が男女ともに最も高い水準を記録しています。
| 年齢階級 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 14.3% | 13.4% |
| 25〜29歳 | 16.8% | 15.1% |
| 30〜34歳 | 13.2% | 10.3% |
| 35〜39歳 | 10.5% | 7.9% |
20代後半になって転職が急に減るわけではなく、むしろこの年齢帯こそ最も転職が活発なタイミングであることがデータから読み取れます。
転職者の4割超が年収アップを実現しており、25〜29歳はその割合がさらに高い
同調査によると、令和6年1年間の転職入職者全体では、前職と比べて「増加」した割合が40.5%、「減少」が29.4%で、増加が減少を11.1ポイント上回りました。年齢別に見ると、25〜29歳は「増加」46.3%・「減少」29.2%と、全年齢平均を上回る水準で年収アップを実現しています。
| 年齢階級 | 増加 | 減少 | 変わらない |
|---|---|---|---|
| 全年齢 | 40.5% | 29.4% | 28.4% |
| 20〜24歳 | 50.5% | 16.8% | 31.5% |
| 25〜29歳 | 46.3% | 29.2% | 23.1% |
| 30〜34歳 | 46.1% | 24.2% | 29.1% |
「転職すると年収が下がる」というイメージとは裏腹に、25歳前後の転職者の半数近くが年収アップを実現しているのが実態です。
25歳が転職市場で評価される3つの理由

データが示すとおり、25歳は企業からも積極的に採用されやすい年齢です。その背景には3つの理由があります。
社会人経験とポテンシャルを両立できる唯一の年齢帯だから
25歳は、新卒〜3年目程度の実務経験を持ちながら、なお柔軟に育成できる年齢です。企業からすれば、基本的なビジネスマナーやPCスキルはすでに備えつつ、特定のやり方に染まりきっていない「伸びしろのある人材」として評価されやすい立場にあります。
未経験職種へのキャリアチェンジが通用する最後のタイミングだから
営業・IT・人材業界など、未経験者採用を積極的に行う業界の多くは、20代前半〜半ばまでを募集の目安にしています。30代に入ると即戦力採用が中心になるため、未経験からのキャリアチェンジを考えるなら25歳前後が現実的な最終ラインといえます。
教育コストの回収期間が長く、企業側の投資対効果が高いから
企業が若手を採用する際に重視するのは「教育投資をどれだけ長く回収できるか」という視点です。定年まで30年以上働く可能性がある25歳は、企業にとって研修コストを投じる価値が高い年齢であり、これが積極採用の背景になっています。
「25歳・スキルなし」が不安な人へ|評価される経験の見つけ方

企業が25歳に求めているのは、資格や華々しい実績ではありません。日々の仕事の中にある「行動の型」こそが評価の対象になります。ここでは、その見つけ方を2つのステップで解説します。
①日常業務のなかに埋もれている「再現性のある行動」を洗い出す
「特別なスキルがない」と感じる人ほど、実は評価されるべき行動を見過ごしています。目標達成のために工夫したこと、業務の中で自分から提案したこと、顧客やお客様への対応で意識していたことなど、日常業務のなかにこそ棚卸しすべき材料があります。ポイントは「何をやったか」ではなく「どう考えて、どう行動したか」というプロセスに注目することです。同じ業務内容であっても、そこに至る思考や工夫を言語化できるかどうかで、面接での伝わり方は大きく変わります。まずは直近半年〜1年の業務を振り返り、うまくいったこと・改善したことを紙に書き出すところから始めましょう。
- 目標に対してどんな工夫をしたか
- 業務の改善提案をした経験はあるか
- 顧客・取引先対応で意識していたことは何か
②職種別の言い換え例を参考に、自分の強みを翻訳する
前職の経験は、そのままでは転職市場の言葉になっていないことがほとんどです。職種別に「経験」を「転職市場で評価される言葉」に翻訳する視点を持つことで、自分の市場価値に気づきやすくなります。たとえば「レジ対応をしていた」という事実だけでは強みとして伝わりませんが、「クレーム対応で顧客の本音を引き出し、次の提案につなげていた」と言い換えれば、営業職に求められる傾聴力やヒアリング力として評価されます。同じ経験でも、応募先の職種が何を評価軸にしているかを理解したうえで言葉を選ぶことが、書類選考・面接の通過率を左右します。
| 前職の経験 | 転職市場での評価軸への翻訳例 |
|---|---|
| 販売・接客 | 対人対応力・課題把握力・臨機応変な対応力 |
| 事務 | 正確性・管理能力・複数タスクの並行処理力 |
| 製造・技術 | 品質管理意識・改善提案力・手順遵守の徹底力 |
| 営業(他業種) | 目標達成への行動力・折衝力・数字への責任感 |
25歳で転職しないほうがいいケース・したほうがいいケース

25歳は転職に適した年齢である一方、誰もがすぐに動くべきというわけではありません。自分の状況に照らして判断することが大切です。
転職を急がないほうがいいケース
- 今の不満が言語化できておらず、何を変えたいのか整理できていない
- 直近で成果が出る見込みがあり、評価される場面が近い
- 転職先の条件(年収・待遇)だけで判断しようとしている
このような場合は、まず現職での経験を整理し、転職の軸を明確にしてから動くほうが結果的に近道になります。
早く動いたほうがいいケース
- 業界・商材の構造上、年収の天井が低いことが明らかである
- 評価制度が不透明で、成果が正しく給与に反映されない
- 心身に支障が出るほどの負荷がかかっている
構造的な問題がある環境に長くとどまるほど、キャリアの選択肢は狭まりやすくなります。該当する場合は、早めに動き出す価値があります。
25歳におすすめの転職先|未経験から挑戦しやすい職種・業界

未経験からのキャリアチェンジを考えるなら、育成体制が整っており、かつ市場価値を伸ばしやすい業界を選ぶことが重要です。
IT・SaaS営業
無形商材の提案力が身につきやすく、市場価値の伸びしろが大きい領域です。マイナビ転職の調査を引用した転職メディアの記事によると、IT系営業職の平均年収は20代410万円から30代585万円へと大きく伸びる傾向が見られるとされています。SaaS企業の多くは事業自体が成長段階にあるため、営業プロセスの構築や改善に若手のうちから関われる機会が多く、単なる「売る力」だけでなく事業理解や提案設計のスキルを幅広く身につけられる点も魅力です。未経験からの募集も多く、25歳というタイミングは挑戦しやすい年齢といえます。
人材・広告などの無形商材営業
顧客の課題をヒアリングし、解決策を提案する経験が積める業界です。法人営業の平均年収は約498万円(求人ボックス調べ)と、営業職全体の平均444万円を上回る水準にあります。人材・広告いずれも、扱う商材が「モノ」ではなく「提案そのもの」であるため、ヒアリング力や課題整理力が直接評価される環境です。将来的にコンサルティングや事業企画などへキャリアを広げたい人にとっても、土台となる経験を積みやすい業界といえます。
カスタマーサクセス・インサイドセールス
対面での新規開拓に苦手意識がある人でも挑戦しやすく、成長中の職種のため未経験者向けの求人も多く出ています。架電や文章でのコミュニケーションを中心とするインサイドセールス、契約後の顧客支援を担うカスタマーサクセスは、いずれも新規開拓型の営業とは異なるアプローチが求められる職種です。「営業=飛び込みやテレアポ」というイメージに苦手意識がある人でも、自分に合ったスタイルの営業として選択肢に入れやすいでしょう。
補足:未経験可求人を見るときは、固定給とインセンティブの比率・平均達成率や中央値年収・研修体制の3点を必ず確認しましょう。「未経験歓迎」の言葉だけでは、入社後に実際どれだけ稼げるかは分かりません。
25歳の転職を成功させる5つのステップ

25歳の転職を成功させるには、闇雲に求人を探すのではなく、順序立てて準備することが重要です。
①これまでの経験を棚卸しして強みを言語化する
まずは前職での経験を振り返り、成果や工夫を具体的な言葉にすることから始めます。業務内容を時系列で並べるだけでなく、「なぜその行動をとったのか」「その結果どうなったのか」までセットで書き出すことで、面接で使える具体的なエピソードとして整理できます。この棚卸しが不十分なまま転職活動を始めると、書類や面接で自分の強みをうまく伝えられず、選考の通過率が下がる原因になります。
②転職の軸(優先順位)を3つに絞る
年収・働き方・成長環境など、譲れない条件を3つ程度に絞り込むことで、求人選びの精度が上がります。条件を欲張りすぎると求人が見つからず、逆に妥協しすぎると入社後にミスマッチが生じます。「絶対に譲れない条件」「できれば叶えたい条件」を分けて整理しておくと、企業選びで迷ったときの判断基準になります。
③業界と企業を切り分けて情報収集する
「成長業界だから」という理由だけで会社を決めず、業界の将来性と個々の企業の環境を分けて見極めます。同じ業界であっても、企業によって評価制度・教育体制・商材の単価は大きく異なります。業界研究で得た情報を鵜呑みにせず、口コミサイトや面接での質問を通じて、その企業固有の実態を確認する姿勢が欠かせません。
④在職中に転職活動を進める
収入が途切れるリスクを避けるためにも、退職前に情報収集や選考を進めておくことが安全です。在職中の転職活動は時間の確保が難しい面もありますが、内定を得てから退職交渉に入ることで、経済的な不安を抱えずに冷静な意思決定ができます。
⑤第三者に強みの言語化を手伝ってもらう
自分だけでは気づけない強みも多くあります。キャリアの専門家に相談することで、客観的な視点から市場価値を整理できます。第三者との対話を通じて、当たり前だと思っていた経験が実は評価される強みだったと気づくケースは少なくありません。
【事例あり】25歳で転職をお考えならYONへご相談ください

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| エージェント名 | YON |
|---|---|
| 特化型 | 営業職特化 |
| 20代営業特化 | 〇 |
| オンライン対応 | 〇 |
| 特徴 | 平均10〜15回の面談でキャリア設計を支援 |
25歳の転職に関するよくある質問

25歳の転職は厳しいですか
厳しくありません。厚生労働省の調査では、25〜29歳は全年齢のなかでも転職入職率・年収アップ率がともに高い水準にあります。ポテンシャルと社会人経験を両立できる年齢として、企業からの需要も高い時期です。
25歳で転職する人の割合はどのくらいですか
厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」によると、25〜29歳の転職入職率は男性16.8%・女性15.1%で、20代前半・30代前半の階級を上回っています。
25歳の女性が転職する際に意識すべきことはありますか
性別による有利・不利よりも、将来のライフイベントも見据えたうえで、長く働ける環境かどうかを見極めることが重要です。産休・育休の取得実績や、時短勤務からの復帰事例があるかも確認しておくとよいでしょう。
転職が厳しくなるのは何歳からですか
明確な境界線があるわけではありませんが、一般的には30代に入ると即戦力採用が中心になり、未経験職種へのキャリアチェンジのハードルは上がる傾向があります。
まとめ:25歳は「遅い」どころか市場価値が最も高い時期

25歳の転職は、データで見る限り遅すぎることはありません。むしろ転職入職率・年収アップ率がともに高い、企業からの需要が最も強い年齢帯のひとつです。大切なのは、漠然とした不安のまま動くのではなく、自分の経験を言語化し、転職の軸を明確にしたうえで一歩を踏み出すことです。
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