転職コラム

営業の転職エージェントの選び方5つの基準|無料の仕組みと失敗しない使い方を解説

営業の転職エージェントの選び方5つの基準|無料の仕組みと失敗しない使い方を解説

転職エージェントに登録したものの、大量の求人メールが届くだけで面談も30分で終わったという方は少なくありません。

営業職の転職では、担当者が営業の数字を正しく読み替えられるかどうかで結果が大きく変わります。本記事では、営業の転職エージェントの選び方や無料で使える仕組み、失敗しない使い方について解説します

※本記事は20代営業職特化の転職エージェントを運営する弊社YONが執筆しています。

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2026年の営業職の転職市場

まず、転職エージェント選びの前提となる、現在の営業職の転職市場の状況を確認しておきましょう。

営業の求人倍率は2.75倍で事務職の5倍以上

doda転職求人倍率レポートによると、2026年5月時点の職種別求人倍率は、営業が2.75倍、事務・アシスタントが0.52倍となっています。営業職の求人倍率は事務職の5倍以上にのぼり、転職市場における選択肢の多さは他の職種と比べて際立っています。IT・通信のエンジニア(10.67倍)ほどではないものの、営業経験者を求める企業は依然として多い状況が続いています。

職種求人倍率(2026年5月)
エンジニア(IT・通信)10.67倍
企画・管理2.93倍
営業2.75倍
事務・アシスタント0.52倍

引用元:doda転職求人倍率レポート(2026年6月・2026年第1四半期)

一方で企業は厳選採用に傾いている

一方で、doda編集長のコメントによると、2026年の採用市場では企業の厳選採用の傾向が一段と強まっています。求人数や転職希望者数の推移だけでは見えにくい変化として、企業はより高い専門性や即戦力性を重視するようになっており、採用要件に合致した人材をこれまで以上に慎重に見極める動きが見られます。求人数自体は高水準で推移しているものの、内定までのハードルは決して低くありません。

求人が多いのに独力では通らない理由

求人数と選考通過率は、必ずしも比例しません。企業の採用姿勢が「若手・未経験層を含めた採用」から「即戦力となる営業経験者を軸とした採用」へシフトしているため、自分の経験を応募先の言葉に翻訳できていないと、求人数の多さに反して書類や面接で落ちてしまうケースが増えています。だからこそ、経験の翻訳を手伝ってくれる転職エージェントの存在が重要になります。

転職エージェントが無料で使える仕組み

「無料だから何か裏があるのでは」という不安を持つ方に向けて、制度上の根拠を説明します。

職業安定法により求職者からの手数料徴収は原則禁止されている

転職エージェント(有料職業紹介事業)は、職業安定法第32条の3により、法律で認められた場合を除き、いかなる名義でも求職者から手数料や報酬を受け取ることが禁止されています。これは求職者の利益を保護するための法律上の仕組みであり、「無料だから怪しい」のではなく、「無料であることが法律で定められている」というのが正確な理解です。有料職業紹介事業を営むには、厚生労働大臣の許可が必要であり、無許可での営業は罰則の対象になります。

引用元:厚生労働省東京労働局「有料無料職業紹介関係」

手数料は採用企業が支払っている

転職エージェントの収益源は、求職者ではなく、採用が決定した企業からの手数料です。手数料は、成立した雇用関係で支払われる賃金額の一定割合を上限として設定されるのが一般的で、求職者が費用を負担する仕組みにはなっていません。つまり、転職エージェントは「求職者に転職してもらう」ことではなく、「企業が求める人材を紹介し、採用に至る」ことで収益を得るビジネスモデルです。

無料だから質が低いとは言えない理由と、構造上の注意点

無料であることと、支援の質は直接関係しません。むしろ企業からの手数料で成り立っている以上、転職エージェントには「早期に決まる求職者を紹介したい」という動機が働きやすい構造があることは、利用者として理解しておくべき注意点です。この構造を踏まえたうえで、自分の意思を尊重してくれる担当者かどうかを見極めることが、転職エージェントを賢く使う第一歩になります。

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信頼できる転職エージェントの見分け方

無料の仕組みを理解したうえで、次に確認すべきは事業者としての信頼性です。

厚生労働大臣の許可を受けているかを確認する

有料職業紹介事業を営むには、事業所ごとに厚生労働大臣の許可を受ける必要があります。各事業所には職業紹介責任者の配置が義務づけられており、許可を得ていない事業者からのサービス提供は職業安定法違反となるため、登録前に許可番号を確認する習慣を持つことをおすすめします。許可番号は、多くの場合、公式サイトのフッターや会社概要ページに記載されています。

人材サービス総合サイトで事業者情報を調べる

厚生労働省が運営する「人材サービス総合サイト」では、許可を受けた職業紹介事業者の情報を誰でも検索できます。気になる転職エージェントの許可番号や事業内容をこのサイトで確認しておくことで、安心して登録できる事業者かどうかを客観的に判断できます。とくに聞き慣れない事業者に登録する際は、事前に確認しておくと安心です。

2025年1月に許可条件が追加された背景

職業紹介事業の許可条件は、2025年1月1日に追加の見直しが行われました。求職者と求人者の利益を保護し、適正な職業紹介サービスを確保する目的で、制度は継続的に更新されています。こうした制度の変化を把握しておくことも、信頼できる事業者を見極める一つの材料になります。

営業職が転職エージェントを選ぶ5つの基準

制度面の理解を踏まえたうえで、営業職ならではの選び方の基準を確認しましょう。

営業の数字を翻訳できる担当者がいるか

営業職の実績は、業界や商材によって難易度がまったく異なります。担当者自身が営業経験を持っている、あるいは営業職の転職支援に精通している場合、応募者の数字を応募先の言葉に翻訳する精度が高くなる傾向があります。初回の面談で、自分の実績についてどこまで具体的に深掘りしてくれるかを見ると、担当者の質を判断しやすくなります。

扱う営業の種類が自分の経験と合っているか

法人営業か個人営業か、有形商材か無形商材か、新規開拓か既存深耕かによって、評価される経験も紹介される求人も変わります。自分の営業スタイルと、転職エージェントが強みとする求人領域が一致しているかを確認することで、ミスマッチのある紹介を減らせます。総合型のエージェントであっても、営業職の担当チームが専門特化しているかどうかを聞いてみると良いでしょう。

面談の回数と深さが十分か

面談が1回30分程度で終わり、その後は求人メールが届くだけという転職エージェントも少なくありません。過去の経験や価値観を深く掘り下げる面談を複数回実施しているかどうかは、その転職エージェントが「求人紹介」ではなく「キャリア設計」を重視しているかを見極める分かりやすい指標です。登録前に、平均的な面談回数の目安を聞いてみることをおすすめします。

書類添削が具体的か

書類添削が「誤字脱字のチェック」で終わるのか、「実績の言語化」まで踏み込むのかは、転職エージェントによって大きく差があります。とくに実績が数字にしづらい方や、未経験の業界へ挑戦する方にとっては、経験を言語化するレベルの添削を受けられるかどうかが、選考通過率に直結します

20代のポテンシャル採用に強いか

20代の転職では、実績の絶対量よりもポテンシャルで評価される場面が多くあります。20代の支援実績が豊富な転職エージェントほど、ポテンシャル採用を行う企業とのつながりを持っている傾向があり、経験が浅い応募者にも合った求人を紹介してもらいやすくなります

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転職エージェントのタイプ別の使い分けと併用の設計

転職エージェントには複数のタイプがあり、目的に応じて使い分けることが効果的です。

総合型エージェントの役割

総合型の転職エージェントは、求人数が豊富で、幅広い業界・職種の選択肢を一度に確認できる点が強みです。まだ業界を絞り込めていない段階では、総合型のエージェントで選択肢の全体像をつかむことが役立ちます。一方で、営業職特有の実績の言語化までは手が回らない場合もあるため、他のタイプと併用することが基本になります。

営業特化型エージェントの役割

営業特化型のエージェントは、営業職の商流や実績の評価方法に精通している担当者が多く、書類添削や面接対策の精度が高い傾向があります。業界を問わず営業経験を武器に転職したい場合は、営業特化型を軸に活動すると、経験の翻訳が丁寧に行われやすくなります

20代特化型エージェントの役割

20代特化型のエージェントは、ポテンシャル採用を行う企業とのネットワークや、20代ならではの悩み(未経験の業界への挑戦、ライフプランとの両立など)への理解が深い点が特徴です。YONのように「20代×営業」という掛け合わせに特化したエージェントは、実績の言語化とポテンシャル評価の両方を同時に強化できる立ち位置にあります

何社に登録するのが適切か

転職エージェントは、複数登録することが一般的です。総合型1〜2社、特化型1〜2社を組み合わせて併用することで、求人の網羅性と支援の専門性を両立させやすくなります。ただし、登録数が増えすぎると管理が煩雑になるため、3〜4社程度を目安に整理すると活動しやすいでしょう。

転職エージェント利用でよくある失敗と回避法

転職エージェントの使い方を誤ると、かえって転職活動の負担が増えてしまうことがあります。

求人を大量に送られて疲弊する

登録直後から大量の求人メールが届き、目を通すだけで疲弊してしまうケースは少なくありません。希望条件を初回面談の段階で明確に伝え、条件に合わない求人は遠慮なく断ることで、この負担は大きく軽減できます。求人の紹介数よりも、自分に合った求人の精度を重視する姿勢を持ちましょう。

応募を急かされる

「早めの決断を」と応募や内定承諾を急かされる経験談も見られます。焦って決断を迫るような対応をされた場合は、一度立ち止まり、他のエージェントの意見も聞いてみることをおすすめします。信頼できる担当者であれば、無理に急かすのではなく、納得感を持って決断できるよう情報を提供してくれるはずです。

希望と違う業界に誘導される

自分が希望していない業界の求人ばかり紹介される場合、そのエージェントの得意領域と自分の希望が合っていない可能性があります。繰り返し希望と異なる提案が続く場合は、担当者の変更を依頼するか、別のエージェントに軸足を移すことも検討しましょう

営業の転職は厳しいのか

「営業 転職 厳しい」と検索する方も多いため、データに基づいて実態を整理します。

求人数と選考通過率のギャップ

営業職の求人倍率が2.75倍と高い水準にある一方で、企業の厳選採用の傾向により、書類選考や面接の通過率は必ずしも高くありません。「求人が多い=転職しやすい」ではなく、「求人が多い中で、経験を的確に翻訳できた人が選ばれる」というのが、現在の営業職の転職市場の実態です。この構造を理解しないまま独力で活動すると、応募数の割に内定が出ないという状況に陥りやすくなります。

20代なら間に合う理由

20代であれば、実績の絶対量が少なくても、ポテンシャルで評価される余地が大きく残っています。厚生労働省の統計でも、20代の転職は他の年代より賃金増加につながりやすい傾向が示されており、経験の言語化さえ適切に行えば、厳しいと言われる市場でも十分に選考を突破できます

営業職の転職を弊社YONが支援した20代の事例

エージェント名YON
特化型営業職特化
20代営業特化
オンライン対応
特徴平均10〜15回の面談でキャリア設計を支援

YONは、単に求人を紹介するだけではなく、「本人がどんな環境で力を発揮しやすいか」を一緒に整理するスタイルが特徴です。利用者の7割以上が転職後に年収アップを実現しています。

成果の再現性の言語化で内定率3%の企業へ

高卒25歳の方が、急成長メガベンチャーのフィールドセールスへ転職した事例です。前職の営業成績は非常に高いものでしたが、それだけでは転職市場での評価につながりませんでした。成果を出すための再現性を徹底的に言語化し、面接対策を約20回実施した結果、内定率3%とされる難関企業から内定を獲得し、固定給800万円+インセンティブ最大3,000万円程度の環境への転職を成功させています。

横スライドできる経験の言語化で年収アップ

28歳・大手建設会社で法人営業を2年経験した方の事例です。建築系エンプラ営業から人材紹介業界への転身にあたり、直接転用できる経験は多くありませんでした。「横スライドできる経験と業界知識」を職務経歴書・面接対策・内定後の年収交渉のすべてに組み込んだ結果、未経験分野への転職にもかかわらず年収70万円アップを実現しています。

共通して行ったサポート内容

2つの事例に共通しているのは、面接対策をQ&Aの暗記で終わらせず、どんな質問にも自分の言葉で答えられる状態まで作り込んでいる点です。過去の原体験や価値観の深掘りと、現職での仕事の棚卸しを丁寧に行うことで、未経験分野への転職や難関企業への挑戦でも高い評価につながっています。

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営業の転職エージェントに関するよくある質問

営業の転職エージェントについて、よく寄せられる質問をまとめました。

転職エージェントを使わないほうが良い人はいますか?

すでに応募先が明確に決まっており、直接応募でのやり取りに慣れている方であれば、必ずしも転職エージェントを使う必要はありません。一方で、営業の実績をどう言語化すべきか迷っている方や、非公開求人にもアクセスしたい方にとっては、転職エージェントを併用するメリットは大きいといえます。使わない場合と使う場合を比較し、自分に必要なサポートの範囲を見極めましょう。

相談だけの利用でも問題ありませんか?

多くの転職エージェントは、応募を前提としない「相談だけ」の利用が可能です。転職するかどうかまだ決めていない段階でも、自分の市場価値を知る目的で面談を利用することができ、この使い方に問題はありません。まずは情報収集として気軽に利用してみることをおすすめします。

営業職への転職は何歳まで可能ですか?

営業職への転職に明確な年齢の上限があるわけではありませんが、実績の絶対量よりもポテンシャルで評価されやすいのは20代です。30代以降は実績や専門性がより重視される傾向があるため、20代のうちに市場価値を整理しておくことで、その後のキャリアの選択肢を広げやすくなります

営業職の転職エージェントは「規模」より「翻訳力」で選ぶ

営業職の転職エージェントを選ぶ際は、求人数の多さだけで判断するのではなく、自分の実績を応募先の言葉に翻訳できる担当者かどうかを基準にすることが重要です

転職エージェントが無料である背景には職業安定法という法的な仕組みがあり、無料だからといって支援の質が低いわけではありません。ただし、企業からの手数料で成り立つ構造上の特性は理解したうえで、自分の意思を尊重してくれる担当者を見極めることが大切です。

どのエージェントが自分に合うか迷う方は、20代営業職特化のYONへご相談ください。経験の棚卸しから内定後の年収交渉まで、一気通貫で伴走します。

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